エアコンのプロが解説! 温度・湿度が高い梅雨時期のエアコンの活用方法ポイントは「機能の適切な使い分け」
新潟日報デジタルプラス
~エアコンの機能を「使い分けていない」人が5人に1人以上~
【1】梅雨時期のエアコン使用頻度、週に2日以下が3人に1人以上。
また、梅雨時期にエアコンを使用している人でも、十分にエアコンを活用しきれていない可能性も。
梅雨時期のエアコン使用頻度について、「週に1日~2日使用している」、「ほとんど使用していない」と回答した人は、合計37.8%となり、梅雨時期は多くても週2日しか使用しない人が3人に1人以上いることがわかりました(グラフ1)。エアコンを使用しない理由は、「使用する必要性を感じないから」「電気代をおさえたいから」「必要以上に冷えすぎるから」が上位を占めました。
一方で、梅雨時期にエアコンを使用している人に、エアコンの機能の使い分けについて質問したところ、室温に応じて使い分けている人は43.2%いるにもかかわらず、梅雨に特に気になる「湿度(しつど)」に応じて使い分けている人は23.5%にとどまり、そもそも「使い分けていない」人も5人に1人以上いることがわかりました。
梅雨時期はエアコンの機能を適切に活用し、室温だけでなく“室内の湿度(しつど)”をコントロールすることでより快適に過ごすことができます。しかし、調査結果からは、エアコンが室温だけでなく「湿度(しつど)」もコントロールする機能を持っていることや、その具体的な活用方法についてはあまり理解されていない可能性がうかがえました。



【2】三菱電機 エアコンのプロが教える、湿度が高い梅雨時期におすすめのエアコン活用方法。

湿度や気温変化の激しい梅雨時期は、「冷房機能」だけでなく「除湿機能」や「送風機能」を利用することで、より効率的・快適に過ごすことができます。エアコンの各機能の目的を理解し、状況に応じて上手に使い分けましょう。
エアコンの3機能の比較と室温・室内の湿度の変化

※1 除湿機能には、温度も湿度も下げる「弱冷房除湿」と、温度は変化せず湿度のみ下げる「再熱除湿」の2つの方式があります。
メーカーや機種によって搭載されている方式は異なります。
梅雨時期におすすめのエアコン活用方法
室内の湿度が60%以上で、室温を必要以上に下げたくない場合
➡室内環境に合わせて「除湿機能」を活用し、湿度をコントロール
人が快適に過ごせる室内の湿度は一般的に40%~60%と言われています。除湿機能は湿度を優先的に下げる機能で、冷房機能と比較して室温を下げすぎることなく、じめじめとした不快な湿度を軽減し、快適な環境を作り出します。室温だけでなく湿度を確認し、湿度が60%以上で必要以上に室温を下げたくない場合は、除湿機能の活用がおすすめです。
室温が28 ℃以上の場合
➡「冷房機能+フラップは水平+自動運転」で効率的に室内を冷やす
室温が28℃を超える場合は、冷房機能を活用しましょう。冷房機能は空気を強く冷やし、温度を優先的に下げる機能で、室内を素早く冷却したい時におすすめです。冷房機能使用時に運転モードを「自動運転」に設定すると、室内が冷えるまで強風運転で稼働するため、効率的に素早く室内を冷やすことができます。また、フラップを水平にすると、ムラなく部屋全体を冷やします。
汗による不快感がある場合
➡「送風機能」や「スイング運転」の活用、サーキュレーターを併用し、汗を乾かす
エアコンの送風機能やスイング運転を利用することで、体に風が当たり、汗の蒸発を促すことにつながります。また、エアコンの冷房機能と扇風機やサーキュレーターを併用することで汗を乾かすだけでなく、冷気を室内に行き渡らせることができるので、おすすめです。

【3】梅雨時期、4人に1人以上が「必要以上に冷えすぎること」を理由にエアコンの使用を控える。エアコンで身体を冷やしすぎないための2つのポイント
気温がそこまで高くない梅雨時期は、エアコンを使用すると“肌寒さ”を感じる場合があります。そこで、身体の冷えを防ぎながらも、快適に過ごすためのエアコン使用時のポイントを2つ解説します。
エアコンの風向きを水平にし、温度ムラを解消
温度ムラとはあたたかい空気が室内の天井付近に、冷たい空気が床付近にたまることで生じる温度差のことです。この温度差によりエアコンが過度に運転し、室内が必要以上に冷えてしまうことがあります。エアコンの風向きを水平にすることで、温度ムラの解消につながります。また、風が直接体に当たらないため、肌寒さを緩和します。さらに、サーキュレーターを併用することで、空気が撹拌(かくはん)され、効率的に部屋の温度が下がるため、過度な冷房運転をせず、必要以上に室内が冷えることを回避します。

「再熱除湿」方式を利用し、室温を下げずに除湿
使っているエアコンの除湿機能が「再熱除湿」方式の場合、室温を下げずに湿度のみ下げるため、冷房により室温が下がりすぎて肌寒さを感じやすい方におすすめです。エアコンの機種によって再熱除湿方式の搭載有無が変わるため、分からない場合は、お使いの機種のカタログや説明書、メーカーへ確認してみましょう。













